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Luxembourg Art Prize規約
第9回芸術賞以降、適用される (2023年から)序文
a. Luxembourg Art Prize(以下「当賞」)は、ルクセンブルク大公国にある美術館ピナコテーク(以下「当館」)が毎年主催する国際芸術賞である。
b. 2015年の創設以来、当賞は、国際的認知に値する才能あるアーティストを発掘・奨励し、履歴書に追加できる証明書を参加者全員に提供し、受賞者には相当の財政支援を提供することを目的としている。
c. Luxembourg Art Prizeには、アマチュアかプロか、国籍、居住地を問わず、視覚芸術または装飾芸術作品を制作する全ての存命のアーティストが参加可能である。
d. 当館が用いる審査基準は、芸術面の基準のみである。
e. 当館の選考委員会が認めた参加者には、最終選考に残ったかどうかに関わらず、当館から芸術功績認定書が発行される。
f. 各年の受賞者には、順位に従い、使途制限のない相当額の賞金が授与される。一等賞には2万ユーロ、2等賞には1万ユーロ、3等賞には5千ユーロが授与されます。賞金額はその年により見直されることがあります。
g. Luxembourg Art Prizeへの応募作品には、デッサン、彫刻、インスタレーション、絵画、写真、彫刻、ミクストメディア、装飾美術(テキスタイルや素材、ガラス、木、金属、セラミック、モザイク、紙、その他の技法)のうち、1つまたは複数の技法を用いることができる。
h. テーマの指定はない。 アーティストは寸法や体積、重さなどの条件にとらわれず、自由に作品を発表できる。
i. 本規約規定および当サイト全体において、人を指し示す際に男性形を用いることは、文章を単純にすることが目的であり、性別を問わず個人全般を差別なく特定するものである。
1. 募集要項
1.1. 応募者用スペースと期日
1.1.1. 募集要項は、Webサイトwww.luxembourgartprize.comに掲載され、インターネット上に広く公開される。
1.1.2. 参加を希望するアーティストは、応募者用スペース(アカウント)を作成した後、Webサイト上で応募書類に入力する必要がある。
1.1.3. 混同を避けるため、アーティストにつきアカウントは1つとする。
1.1.4. 募集は毎年9月30日の23時59分59秒に締め切られる。
1.1.5. 募集期間はいかなる場合にも延長されない。
1.1.6. 応募者間の公平性を考慮し、統一された応募書類に入力するものとする。 したがって、オンラインでの応募で求められる内容以外の書類や情報を提供することは認められない。
1.1.7. 応募者は、当館に郵便で何も送付してはならない(通信文、カタログ、書籍、作品など)。
1.2. 応募者のグループ
1.2.1. 応募者は自ら、締切日だけが異なる3つのグループのいずれかに登録する。第1グループは3月31日、第2グループは6月30日、第3グループは9月30日で応募が締切られる。
1.2.2. 応募を締め切った後、10月中に各グループの中から当館の選考委員会が最も注目した8名のアーティストが最終選考者として発表される。 すなわち最終選考者24名が指名される。
1.2.3. 各グループの登録期限が過ぎるとそのグループへの登録は認められない。
1.2.4. 応募者は、日程的に可能であれば、複数のグループに登録可能である。
1.2.5. 3月31日(当日を含む)までは、第1・第2・第3グループへの応募が可能である。 4月1日から6月30日(当日を含む)までは、第2・第3グループへの応募が可能である。 7月1日から9月30日(当日を含む)までは、第3グループへの応募のみが可能である。
1.2.6. 全てのグループについて、応募者は9月30日までに応募書類に入力するものとする。
1.2.7. 日程的に複数のグループの登録が可能な場合は、その日に最も近い締切日のグループに登録することを推奨する。 これは、その日に登録できた特定のグループに後日登録できなくなるのを避けるためである。
1.3. 登録料
1.3.1. Luxembourg Art Prizeの選考に応募するためには、オンラインで登録料を支払わなければならない。
1.3.2. 支払額は、使用通貨、応募者の居住国、為替レートにより異なる場合がある。 具体的な額はヘルプセンターを参照のこと。登録料はいくらですか?
1.3.3. 日程的に可能であれば、複数のグループに登録可能である。 各グループについて登録料を支払わなければならない。 同じ年度で複数のグループに登録する場合、支払額が自動的に割引になる。
1.3.4. 応募者は、ファイナリストの名前が発表される前、つまり毎年11月1日までは、自由に応募を取り下げることができます。また登録費用を支払ってから90日(約3カ月)以内であれば、登録を撤回することができます。撤回する場合、応募者は何ら説明を求められることなく、登録料は直ちに返金される。 応募者が当館に撤回の意思を伝えるには、オンラインでヘルプセンターに連絡すれば受領確認を行う。
1.3.5. ファイナリストの名前が発表された時点、つまり11月1日以降、または撤回可能期間である90日が超過した時点では、アーティストの応募は確定的、決定的とみなされ、登録費用の払い戻しはできなくなります。
1.3.6. 登録料は、応募書類の安全なオンライン提出を管理し、ヘルプセンターで受け付けたメッセージを処理するための技術とノウハウを備えたIT下請業者に直接支払われる。
1.4. 応募書類
1.4.1. 応募書類は、応募者自身が開設した応募者用スペースにおいてオンラインで入力するものとする。
1.4.2. 応募書類は、その年度に応募者が登録した全グループにおいて選考に用いられる唯一の書類である。
1.4.3. この唯一の応募書類は毎年再利用可能である。
1.4.4. 応募者は、応募締め切りである9月30日(当日を含む)まで何度でも応募書類を更新できる。
1.4.5. 応募書類は、登録料、管理プロフィール、アーティストプロフィール、1点以上の応募作品、の4部構成である。
1.4.6. 応募者は応募書類の中で1点以上の作品を提出しなければならない。 作品点数の上限はない。
1.4.7. 当館の選考委員会は、登録料が支払い済みの全ての応募書類を審査する。
1.4.8. 応募書類の4部すべての入力が完了すると、「応募書類が入力済みです」と表示される。 応募者は、応募期間の最終日まで応募書類の入力を継続できる。
1.4.9. 虚偽の情報を提出した者、作品の作者ではない者、登録料を不正に支払った者、他の候補者・ヘルプセンターのスタッフ・審査委員・当館を侮辱するような発言をした者、または一般的に無礼な態度をとった者は、応募を終生禁止される。
2. 当館の選考委員会の役割
2.1. 最終選考者の選出
2.1.1. 最終選考者の選出は、毎年10月1日から10月31日の間に当館の選考委員会(以下「委員会」)によって行われる。
2.1.2. 委員会の委員長は当館の館長であるエルヴェ・ランスランが務める。
2.1.3. あらゆる外圧を排除するため、委員会のその他のメンバーは非公開とする。
2.1.4. 委員会は、3つのグループからそれぞれ質的に最も優れた8名のアーティストを選出し、24名の最終選考者とする。
2.1.5. 1人の応募者が同じ年度に複数回最終選考者となることはできない。
2.1.6. 最終選考者は11月1日の日中に当館から発表される。 発表はWebサイト上、SNS上、ならびに応募者に宛てた電子メールで行われる。
2.1.7. 委員長を除いた美術館の選考委員会のメンバーは、応募者が、新たな芸術的感性に開かれた新たな視点に対し美術作品が披露されるように、毎年メンバーが入れ替わっています。
2.2. 芸術功績認定書の発行
2.2.1. 当館の選考委員会は応募書類に対する個人的な意見を表明しないが、参加アーティストの中から功績のある作家を特定する役割を担う。
2.2.2. 当館は、質的に評価された全てのアーティストに、最終選考者であるか否かに関わらず、参加年の芸術功績認定書を授与する。
2.2.3. 認定書は応募者用スペースからダウンロードするものとする。 認定書には、一意性かつ正統性を付与する、偽造不可能な電子署名が付されている。 認定書は、Webサイトで利用可能な言語のいずれかの言語で発行可能である。
2.2.4. 認定書の目的は、応募者のうち特に功績と芸術的才能が認められたアーティストに対して、当館からの正式な認定を行うことである。
2.2.5. この認定書は必ずしも全ての応募者に発行されるものではない。
2.2.6. 美術館が発行する証明書はいかなる場合においても美術館が所有権を有する。
2.2.7. 証明書は、時を問わず美術館側のあらゆる理由により取り消すことができる。コンクールに参加するアーティストは、特に証明書の取消は損害を構成する要素とはなり得ない旨を受理するものとする。
3. 独立最終審査委員会の役割
3.1. その年度の最終選考者から選ばれた3名に、独立最終審査委員会からLuxembourg Art Prizeが授与される。
3.2. 最終審査委員会のメンバーは当館が指名する。
3.3. 当館の職員やその親族はいかなる場合にも最終審査委員会に加わることはできない。
3.4. 最終審査委員会のメンバーは、美術館や美術財団の学芸員や理事、ジャーナリスト、美術評論家、美術史家、ギャラリーオーナー、展示会実行委員、コレクター、アーティスト、知識人、作家、及び/又は美術関係の専門家であってよい。
3.5. 委員会の各メンバーは、最終選考者の親族ではないことを名誉にかけて保証する。
3.6. 当館は、11月1日以降に、最終選考者の応募書類を最終審査委員会に引き渡す。
3.7. 委員会は最終選考者の応募書類を審査し、11月30日までに投票先を連絡する。
3.8. 審査委員会の各メンバーは、各最終選考者に1点(最下位)から最終選考者の総数に対応する点数(最上位)までを与える。
3.9. 各メンバーは、同じ点を複数回付けることはできない。
3.10. 審査委員会のメンバー全員の合計点数の多い順に上位3名が受賞者となる。
3.11. 同点の場合は、3名の受賞者が決定するまで、同点のアーティストの間で新たに決選投票を行う。
3.12. 最終選考者の獲得点数は非公表とする。
3.13. ルクセンブルク芸術賞受賞者はスポンサーによる資金供与を受ける。一等賞受賞者には2万ユーロ、2等賞受賞者には1万ユーロ、3等賞受賞者には5千ユーロの賞金が授与される。賞金は、受賞者またはその親族の居住地国内の銀行、郵便局、または金融機関に開設された銀行口座または郵便貯金口座に振り込まれる。
3.14. 現行の規則に従い、受賞者の賞金は、現金や、Western UnionやMoneyGramなどの送金サービスで支払うことはできない。
3.15. 賞金の使途は完全に受賞者の自由である。
3.16. 受賞者の氏名は12月1日に当館より発表される。 発表はWebサイト上、SNS上、ならびに応募者に宛てた電子メールで行われる。
4. 著作権
4.1. 応募書類に含まれる芸術作品および情報に関するあらゆる著作権は、オンラインで応募者用スペースを開設したアーティストを所有者とする。
4.2. 最終選考者および受賞者は、当館に対し、応募書類の内容を無償・無期限で複製する権利を許諾する。 この権利は、当館が行う連絡(プレスリリース、Webサイト上での公開、SNS上での公開など)に限定される。
5. 個人情報
5.1. 当館は、応募内容の審査に不可欠である場合を除き、応募者の個人情報を要求しないよう留意する。
5.2. 応募者は、個人情報の取り扱いについての個人の保護に関する2002年8月2日の改正ルクセンブルク法(以下「2002年法」)のもと、当館が個人情報を処理することに同意する。
5.3. 応募者用スペースの開設フォームで、応募者はチェックボックスにチェックを入れることによって個人情報の処理を明示的に受け入れるよう求められる。
5.4. 2002年法の第28条に従い、応募者は、それぞれの応募者用スペースにおいて、応募者に関するデータにアクセスし、異議申し立てを行い、修正する権利を有する。
5.5. 応募者は、法律の適用の範囲内で、またはLuxembourg Art Prizeの正常な運営を目的として、個人情報が第三者に提供される場合があることを承諾する。
5.6. 応募者は、「アカウントを削除する」ボタンをクリックすることで応募者用スペースをいつでも削除できる。
6. 延期、中止、不可抗力
6.1. 当館は、然るべき状況、特に、受理された応募作品の中から、芸術委員会の基準を満たす最終選考者が選ばれなかった場合には、Luxembourg Art Prizeを例外的に延期または中止する権利を留保する。
6.2. 応募者、当館およびその委託先(以下、総称して「当事者」と呼ぶ)は、当事者の外部状況に起因する制御不可能な不測の事態(不可抗力)が発生した場合には、その義務の不履行について責任を負わない。
6.3. 不可抗力の発生によるものを除く例外的な中止の場合、当年度について支払われた登録料は応募者にすみやかに返金される。
6.4. 当館は、当賞の延期または中止がもたらす結果について責任を負わない。
6.5. 当館は、理由を提示することなく、また、当館およびその委託先が責任を負うことなく、支払われた登録料を返金して特定のアーティストの応募を取り消す権利を留保する。
7. 適用される法律
7.1. 当規約はルクセンブルク法に従う。 美術館と応募者の間で発生しうるあらゆる紛争は、ルクセンブルク市の司法管轄区の裁判所に付託される。 ただし当館は、他の管轄裁判所に提訴する権利を留保する。
7.2. 当規約はフランス語から複数の言語に翻訳され、異議または誤訳がある場合にはフランス語版が正本として参照される。
8. 承諾
8.1. 当賞への応募により、アーティストは当規約を確認し全面的に承諾したものとみなす。
最終更新日:01/11/2022(2022年11月1日)。